【使用テキスト】
みんなの日本語初級Ⅰ
【文型】
- これはNです。/これはなんですか。
- それはN1ですか、N2ですか。
- これはN1のN2です。(N1がN2の内容を表す)
- あれは(人)のNです。(Nの所有者を表す)/あれはだれのNですか。
- あれは(人)のです。/あれは誰のですか。(Nの省略)
- このNは(人)のです。(の後の省略)
【2課の目標】
・ものを指し示して、その名前が聞ける。
・ものの持ち主が言える。
【新しいことば】
まだ語彙がないので、
みんなの日本語初級1の絵教材やレアリア(実物)を見せながら確認します。
「本」「辞書」「雑誌」「ノート」「新聞」
T:これは何ですか。
S:本、辞書、雑誌、ノート、新聞
「手帳」「名刺」「カード」「鍵」「かさ」「かばん」
T:これは何ですか。
S:手帳、名刺、カード、鍵、傘、かばん
「えんぴつ」「ボールペン」「シャープペンシル」
T:これはなんですか。
S:えんぴつ、ボールペン、シャープペンシル
「時計」「机」「いす」
T:これは何ですか。
S:時計、机、椅子
「テレビ」「CD」「カメラ」「ラジオ」
T:これはなんですか。
S:テレビ、CD、カメラ、ラジオ
「コンピュータ」「車」
T:これはなんですか。
S:コンピュータ、車
「チョコレート」「おかし」
T:これは何ですか。
S:チョコレート
T:そうです。チョコレート、クッキー、ポテトチップス、おかしです。
「コーヒー」「のみもの」
T:これは何ですか。
S:コーヒー
T:そうです。コーヒー、コーラ、ジュース、のみものです。
「おみやげ」
(旅行の絵を見せる)
T:なんですか。
S:おみやげ
「英語」「日本語」「〜語」「何(なん)」
T:こんにちはは日本語です。英語はハロー、ベトナム語は何ですか。
ロシア語は何ですか。中国語は何ですか。
S:シンチャオ、ニーハオ、、、、
(「なにですか」と学生が間違えたら「なんですか」を教える。)
【文型】1.これはNです。/これはなんですか。
〈導入〉
T:みなさん見てください。
A:これは本です。(コーラス)(本を手に持って言う。)
A:それはノートです。(コーラス)(学生にノートを手に持って、前に出てきてもらう。)
A:あれは時計です。(コーラス)(時計があれの位置になるところに2人は立つ。)
・絵を描いて板書する。
T:みなさんはAさんです。これ?それ?あれ?(Aと本を指して)
S:これ
T:そうですね。これは本です。(コーラス)
T:(Aとノートを指して「それはノートです。」を学生に言わせる。)(コーラス)
T:Aの時計を指して「あれは時計です。」と言わせる。(コーラス)
T:みなさんはBさんです。
T:これはノートです。
T:それは本です。
T:あれは時計です。(コーラス)
〈練習〉
・学生にボールペンを持たせて、指す。
T:〇〇さん、それはボールペンですか。
S:はい。
T:そうですね。はい、ボールペンです。
A:それはボールペンですか。(コーラス)
B:はい、ボールペンです。(コーラス)
・学生にシャープペンシルを持たせて、指す。
T:〇〇さん、それもボールペンですか。
S:いいえ。
T:いいえ、シャープペンシルです。(コーラス)
・本を持って聞く。
T:これは本ですか。
S:はい、本です。
T:これは手帳ですか。
S:いいえ、本です。
・絵を見て、練習
T:見てください。
T:これはチョコレートですか。
S:はい、チョコレートです。
T:これはコンピューターですか。
S:いいえ、カメラです。
T:これは名刺ですか。
S:はい、名刺です。
T:これは名刺ですか。
S:いいえ、カードです。
・実物を指して、練習
T:これはなんですか。
S:かぎです。
A:これは何ですか。(コーラス)
B:カギです。(コーラス)
T:なんですか。聞きます。
・学生が手に持っているボールペンを指す。
T:〇〇さん、それはなんですか。
S:ボールペンです。
・学生の机の上にある飲み物を指す。
S:それはなんですか。
T:コーヒーです。
・教室の時計を指す。
S:あれはなんですか。
T:時計です。
・学生同士でQ&Aさせる。
S:それはなんですか。
S:時計です。
【文型】2.それはN1ですか、N2ですか。
〈導入〉
T:〇〇さん前に来てください。数字の7を書いてください。
T:これは1?7?わかりません。〇〇さん、これは1ですか。7ですか。
S:7です。
A:これは「1」ですか、「7」ですか。(コーラス)
B:「7」です。(コーラス)
〈練習〉
・右半分隠した「あ」を見せて聞く。
T:これ(それ、あれ)は「あ」ですか。「お」ですか。
S:あです。(同様に「わ」と「れ」、「は」と「ほ」、「る」と「ろ」)
【文型】3.これはN1のN2です。(N1がN2の内容を表す)
〈導入〉
・3種類の鍵の写真を見せる。(車の鍵、家の鍵、自転車の鍵)
※家と自転車は未習語彙なので、語彙の確認をする。
T:見てください。これは、何ですか。
S:鍵です。
・車の絵を見せる
T:これは何ですか。
S:車です。
・車と車の鍵を見せる
T:これは鍵です。車です。
これはくるまのかぎです。(コーラス)
T:これは何の鍵ですか。(Q)
S:家の鍵です。(コーラス)
T:これは何の鍵ですか。
S:自転車の鍵です。(コーラス)
〈練習〉
T:これは何の雑誌ですか。
S:車の雑誌です。
T:〇〇さん、これは本です。(板書のQの文を指して)私に聞いてください。
S:それは何の本ですか。
T:これは?
S:日本語の本です。(英語の本、英語のCD、中国語のCD、)
【文型】4.あれは(人)のNです。(Nの所有者を表す)/あれはだれのNですか。
〈導入〉
・学生のノートを指す。
T:これはなんですか。
S:ノートです。
T:これはだれのノートですか。
S:ミラーさん
A:これはだれのノートですか。(コーラス)
B:ミラーさんのノートです。(コーラス)
T:Aさん、これは誰のノートですか。
S:〇〇さんのノートです。
T:〇〇さん、これは誰のノートですか。
S:わたしのノートです。
〈練習〉
・絵を見て、練習する。
T:これは誰のカメラですか。
S:カリナさんのカメラです。
(たなかさんの傘、サントスさんのカード、ワットさんの車)
【文型】5.あれは(人)のです。/あれは誰のですか。(Nの省略)
・学生のノートを指す。
T:これは〇〇さんのですか。
S:はい
・以下を板書し、名詞が省略できることを目で確認させる。
A:これはBさんの(ノート)ですか。(コーラス)
B:はい、わたしの(ノート )です。(コーラス)
T:これも、Bさんのですか。
S:いいえ。
B:いいえ、わたしの(ノート )じゃありません。(コーラス)
〈練習〉
・学生のカバンを指す。
T:〇〇さん、それは〇〇さんのですか。
S:はい、〇〇さんのです。/いいえ、〇〇さんのじゃありません。
(ボールペン、時計、本、ノート)
【文型】6.このNは(人)のです。(の後の省略)
〈導入〉
T:そのノートはだれのですか。
S:〇〇さん
A:そのノートはだれのですか。(コーラス)
B:〇〇さんの(ノート)です。(コーラス)
これ ノート → このノート
それ ノート → そのノート
あれ ノート → あのノート
※これ+NがこのNになることを板書する。
〈練習〉
・絵を見て、練習
T:このノートは誰のですか。
S:ミラーさんのです。
T:〇〇さん聞きます。
S:そのカメラは誰のですか。
S:カリナさんのです。
(サントスさんのカード、ワットさんの車)
【2課の活動】
〈準備物〉
袋5、6枚
〈やり方〉
①4〜5人グループを作り、グループに1つ袋を渡す。
②袋に1人2つずつ何か入れる。(ボールペン、ノート、消しゴム等)
③Aが袋の中から一つ物を取り出して質問する。
A:「これは誰のNですか。」or「このNは誰のですか。」
D:「それはわたしのです。」or「そのNはわたしのです。」
④Bに袋を渡し、③をする。
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