【使用テキスト】
みんなの日本語初級Ⅰ
【文型】
- 動詞グループ分け、て形作り方
- 動詞て形+ください。(指示、依頼、勧め)
- 動詞〜ましょうか。
- 今NをVています。/今何をしていますか。
【14課の目標】
・簡単な依頼、指示、勧め、申し出ができる。またそれに答えることができる。
【新しいことば】
・みんなの日本語初級1の絵教材のDVDに入っている絵を見せながら指導する。学生は新しい言葉の意味を調べて来ていることが前提での指導です。)
「つけます」
T:これは、電気を?
S:つけます
「消します」
T:これは、電気を?
S:消します。
T:つけます、消しますの前は、「〜を」です。
「開けます」「閉めます」
T:窓を?
S:開けます。閉めます。
「急ぎます」
T:この人は何をしますか。
S:急ぎます。
「待ちます」
T:この人は?
S:待ちます。
「持ちます」
T:これは?カバンを?
S:持ちます。(〜を)
「取ります」
T:紙を
S:とります。(〜を)
「手伝います」
T:子供は何をしますか。
S:手伝います。(〜を)
「呼びます」
T:「おーい、〇〇さん」名前を?
S:呼びます。
T:電話します。タクシーを?
S:呼びます。(〜を)
「話します」
T:2人は何をしますか。
S:話します。
「使います」
T:男の人はパソコンを?
S:使います。(〜を)
「止めます」
T:音楽を?
S:止めます。
T:車を?
S:止めます(〜を)
「見せます」
T:空港です。何を見せますか。
S:パスポートを見せます。
「教えます」
T:男の人は住所を
S:教えます
「座ります」「立ちます」
T:これは?
S:座ります、立ちます
「入ります」「出ます」
T:喫茶店に?
S:入ります、出ます
「降ります」
T:雨が?
S:降ります
「コピーします」
T:何をしますか。
S:コピーします
「つけます」
T:エアコンを
S:つけます
「地図」
T:これはなんですか。
S:世界地図です。
「塩、砂糖」
T:これはなんですか。
S:塩、砂糖
「問題」「答え」
T:問題を出します。1+1=答えはなんですか。
S:2
「読み方」
・私と漢字で板書。
T:この漢字の読み方はなんですか。
S:わたし
【文型】1.動詞グループ分け、て形作り方
グループ分け〈導入〉
T:〇〇さん、朝ごはんを食べましたか。
S:はい、食べました。(いいえ、食べませんでした。)
T:何を飲みましたか。コーヒーですか。お茶ですか。
S:お茶を飲みました。
・「食べます」「飲みます」を板書する。
T:食べます。飲みます。動詞です。今日は動詞の勉強をします。
T:動詞は3つのグループがあります。
①グループは、「飲みます」、飲みーいます。ますの前が「i」です。他にどんな動詞がありますか。
S:書きます、読みます、聞きます
T:②グループは、「食べます」、食べーえます。ますの前が「e」です。他にどんな動詞がありますか。
S:つけます、開けます、閉めます
T:②グループはスペシャルがあります。(起きます、見ます、います、借ります)これは、ますの前が「i」です。でも②グループです。スペシャルですから覚えます。(起きます、借ります、見ます、いますを板書する)
T:③グループは「します」と「来ます」です。勉強します、コピーします、買い物します〜しますも③グループです。
グループ分け〈練習〉
・教師が動詞を言い、学生に①②③のどのグループの動詞が答えさせる。
T:では、これは何グループですか。「急ぎます」
S:①グループ
T:そうですね。ますの前は、いそぎ「i」ですから①グループです。
(読みます、食べます、開けます、歌いますなど、行きます、寝ます、帰ります、来ます、します、待ちます、食事します、散歩します)
Vてください(指示)〈導入〉
T:ではみなさん立ちます。立ってください。座ります。座ってください。ホワイトボードを見てください。(ジェスチャーしながら指示を出す。)
T:今私は皆さんに言いました。動詞は何ですか。
S:立ってください。座ってください。見てください。
T:そうです。
ホワイトボードを見てください。
T: 見ます、立ちます、座りますはます形です。見てください。「見て」はて形です。今日はて形の作り方を勉強します。
〈て形の作り方〉
・動詞②グループ
T:見ますは何グループですか。
S:②グループ
T:そうです。スペシャルですね。②グループのて形は、ますをとります。てをつけます。見ますて
T:ねますのて形は何ですか。
S:ねて
(変換練習)
T:②グループのて形の練習をします。私が寝ますと言います。みなさんは、寝てと言います。
(出ます、食べます、あげます、かけます、つけます、あけます、見せます、教えます、しめます、とめます、始めます、見ます、います、起きます、借ります)
全体→個人
T:「てください」言います。寝ます
S:寝てください
T:ます形→S:て形+ください
全体→個人
・動詞③グループ
T:③グループです。③グループの動詞は何ですか。
S:します、来ます。
T:て形は、しますはして、来ますは来てです。覚えます。
します→して
来ます→来て
(変換練習)
T:私がます形を言います。みなさんはて形を言います。
(します、来ます、勉強します、結婚します、買い物します、食事します、散歩します、コピーします)
全体→個人
T:てくださいと言います。します
S:してください
ます形→て形+ください
全体→個人
・動詞①グループ
ますの前が「いちり」は、「って」です。
買います→買いますって(買って)
待ちます→待ちますって(待って)
帰ります→帰りますって(帰って)
ますの前が「にびみ」は、「んで」です。
死にます→しにますんで(死んで)
遊びます→あそびますんで(遊んで)
読みます→よみますんで(読んで)
ますの前が「き」は、「いて」です。
聞きます→ききますいて(聞いて)
書きます→かきますいて(書いて)
ますの前がぎは、いでです。
泳ぎます→およぎますいで(泳いで)
急ぎます→いそぎますいで(急いで)
ますの前がしは、してです。
話します→はなしますして(話して)
出します→だしますして(出して)
貸します→かしますして(貸して)
行きますは行ってです。スペシャルです。
行きます→行って
(変換練習)
T:私が動詞のます形を言います。皆さんはて形を言います。買います
S:買って
(待ちます、帰ります、死にます、遊びます、読みます、聞きます、書きます、泳ぎます、急ぎます、話します、出します、かします、行きます)
全体→個人
T:「てください」言います。買います
S:買ってください
ます形→て形+ください
Vてください(指示)〈練習〉
・絵で導入(13)の絵を見て練習する。(指示の絵)
T:絵を見てください。てくださいを使います。文を作ります。
(絵を見て文を考えさせ、正しい文をコーラス)
・聞いてください。(板書し、横に指示の絵を貼る。(A))
・ここに名前を書いてください。
・教科書を読んでください。
Vてください(依頼)〈導入〉
・筆箱にペンがないジェスチャーをして申し訳ない表情で言う。
T:ペンがありません。忘れました。すみませんが、ペンを貸してください。
S:はい、いいですよ。
T:ありがとうございます。
すみませんが、ペンをかしてください。(コーラス)
T:カバンが重いです。すみませんが、持ってください。(コーラス)
S:はい。持ちます。
T:この貸してください。持ってくださいは(A)と同じですか。違いますか。
S:違います。T:これは、お願いします。のてくださいです。
・板書して、横に依頼の絵を貼る。(B)
Vてください(依頼)〈練習〉
・絵で導入(13)の絵を見て練習する。(依頼の絵)
T:絵を見てください。「てください」を使います。
(絵を見て文を考えさせ、正しい文をコーラス)
・すみませんが、電気をつけてください。
・すみませんが、電気を消してください。
・すみませんが、写真を撮ってください。
Vてください(勧め)〈導入〉
T:〇〇さん、チョコレートは好きですか。
S:はい。
・チョコレートの実物か絵を用意しておく。
T:どうぞ、食べてください。
S:ありがとうございます。
どうぞ、食べてください。(コーラス)
T:これは(A)と(B)と同じですか。違いますか。
S:違います。
T:どうぞどうぞ、いいですよ。もてくださいを使います。勧めの絵を貼る。(C)
T:みなさん、私のうちへ行きたいですか。
S:はい、行きたいです。
T:どうぞ、うちへ来てください。(コーラス)
T:みなさんが私のうちへ来ました。私は言います。
どうぞ、入ってください。(コーラス)
Vてください(勧め)〈練習〉
・テキストB3の絵を見て練習する。
T:絵を見てください。どうぞ〜てください。を使ってください。(コーラス)
・どうぞ、飲んでください。
・どうぞ、座ってください。
・どうぞ、使ってください。
・どうぞ、あけてください。
・どうぞ、使ってください。
〈練習〉Vてください。
(グループ分け)
T:私が「〜てください」の文を言います。絵(指示A)(依頼B)(勧めC)のどれですか。答えてください。
1.教科書を読んでください。(A)
2.うちに遊びに来てください。(C)
3.重いです。すみません、カバンを持ってください。(B)
4.私は料理が上手です。今度食べてください。(C)
5.みなさん、紙に名前を書いてください。(A)
(会話練習)
T:隣の人と話しましょう。
A:すみません。
B:はい。
A:ちょっと、ボールペンを貸してください。
B:はい、どうぞ。(いいですよ。)
T:読みましょう。(全員で一度読む)
T:できますの人は線のところを自分で考えてください。難しいですの人はそのまま言います。大丈夫です。
ペアで練習→発表
【文型】3.動詞〜ましょうか。
〈導入〉
T:このカバンは重いです。持ちます。大変です。あーどうしよう。〇〇さんは、強いですね。力があります。どうしますか。私に言ってください。
S:持ちます。手伝います。
T:いいです。持ちましょうか。を使います。
A:カバンを持ちましょうか。(コーラス)
B:ええ、お願いします。(コーラス)
いいえ、けっこうです。(コーラス)
T:雨です。Aさんは傘が2本あります。Bさんは傘がありません。Aさんは言います。
S:傘を貸しましょうか。
S:はい、お願いします。(いいえ、結構です。)
T:持ちますは動詞ですか、形容詞ですか、名詞ですか。
S:動詞
T:持ちますのますをとります。もちましょうかです。
〈練習〉
(口頭練習)
T:私が持ちますと言います。みなさんは「持ちましょうか」言ってください。
T:持ちます
S:持ちましょうか。
(消します、教えます、書きます、つけます、迎えに行きます、開けます、しめます、コピーします、呼びます)
T:長くします。
(荷物を持ちます、漢字の読み方を教えます、地図を書きます、電気をつけます、駅まで迎えに行きます、窓を開けます、5枚コピーします、ドアを閉めます、タクシーを呼びます)
(会話練習)
・練習C2の絵を見て会話を考えさせる。
T:隣の人と話しましょう。
A:荷物が多いですね。1つ持ちましょうか。
B:すみません。お願いします。
T:絵を見てください。隣の人と練習してください。
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